甘とろ豚に関わるプロたちの 情熱が美味しさの秘密
MEET SHOP OHHARA
昭和5年創業の精肉店の三代目。
肉に携わって40年以上肉の目利き、精肉のすべてに実績豊富。
対面販売へのこだわりを持つ。
肉を知り尽くした大原さんは、甘とろ豚をどのように評価していますか。
当店は飲食店や施設など業務用の卸の比率が高いのですが、一方でお客様の顔が直接見られる店頭売りをとても大切にしています。甘とろ豚の扱いを始めたのは3年前だったでしょうか。それに先駆けて試食した時にはとにかくびっくりしました。赤みのうま味が濃く、脂に甘みがあり、こんないい肉が愛媛で生まれたことに誇りを感じました。特に好きなのは肩ロースとバラ、ロース肉。一般の豚肉に比べると少しお値段ははりますが、その値段以上の満足感がある肉です。幸いなことに、当店ではお客様に直接商品をおすすめすることができるので、甘とろ豚の魅力や味わい方などをお伝えしています。微力ではありますが、甘とろ豚の宣伝に一役かえることに喜びを感じています。甘とろ豚は、どのような調理法で食べるのがおすすめですか。
甘とろ豚は炒め物にしても、煮物にしても、本当に美味しい。肉本来の味がいいですから、野菜と一緒に炒めるなどシンプルな食べ方が合うと思います。個人的には適度な歯ごたえのある甘とろ豚のウデ肉を、すき焼きやしゃぶしゃぶにして食べるのが好きです。価格は牛肉に比べると手頃ですから、ぜひ牛肉の代わりに使ってみてください。予算内で量をたくさん買えるので、お肉が大好きな育ち盛りのお子さんがいらっしゃるご家庭にもおすすめします。脂身の多いバラ肉は、軽くゆがいてポン酢で食べたり、メンチカツにしたりもいいでしょうね。どんな料理、調味料、素材との合性も抜群なので、献立の幅が広がります。肉を知り尽くした大原さんですが、甘とろ豚の美味しさの理由を教えてください。
皆さん魚の鮮度は気にされますが、肉に対してはそれほど神経質にならない方が多いように思います。でも、やっぱり肉も鮮度がいいものほど美味しいんです。当店では生産者から最短で届く新鮮な甘とろ豚しか扱っていませんから、その都度、使う分を買いに来ていただけば、新鮮な甘とろ豚をたべることができます。それに加えて甘とろ豚は、愛媛県が総力を挙げて開発したブランド肉。畜産家の方々は、まるで我が子のように大切に育てています。そのバトンを受け取った私も、下ごしらえには細心の注意を払い、カットの仕方一つにも調理をする方のことを考えています。多すぎる脂は少し切り落としたりするのも独自の工夫。仕入れた肉をそのまま店頭を並べるのではなく、調理の第一段階を担っているつもりです。甘とろ豚に関わるすべてのプロの、情熱こそが美味しさの秘密ではないでしょうか。MEET SHOP OHHARA (株式会社オオハラ)
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